2007-12-19から1日間の記事一覧

坂田靖子『半熟少年』

「会ってしまうと”語る”ことなんかどうでもいい気がする でも別れると何も”語ら”なかったことが悔やまれてしかたないんだ―」 (「手紙」) 「かまわない 僕はプライドの高い本物よりも愛想のいいニセモノのほうが好きだ」 「おそれいります」 (「ナーシサス」)…

坂田靖子『水の片鱗―マクグラン画廊』

メインはマクグラン画廊シリーズですが、同時収録されている『春のガラス箱』のジョイス少年が幽霊のふりをするシーンには胸をつかれる思いがしました。

坂田靖子『くされ縁』

裏表紙には『JUNE』に13年間連載中の短編の中から22篇を収録、とあります。 表題作の『くされ縁』や、変わり者の友人との最後の正月を描いた「村野」をはじめとするシリアスな作品は抜群です。坂田靖子の作品は初めて読んだのですが、萩尾望都の短編のように…

よしながふみ『大奥(3)』

メロドラマっぽい展開になってしまったみたいで心配しています。2巻の終わりには期待していたのですが。

メモ程度に…。