ウォルドーフサラダ

アーウィン・ショウ「忘却の川の麗らかな岸辺」の主人公の男性が娘に昼食をおご(らされ)る場面で、娘はローストチキンとウォルドーフサラダを注文します。

思い出したらむしょうに食べたくなったのですが、わたしの家族は林檎やレーズンが入ったサラダは嫌いなのだそうです。譲歩して、チキンサラダを作りました。アメリカのサンドイッチに挟まっている、あのサラダです。オリーブオイルとハーブソルトで下味をつけてローストした胸肉と、角切りにしたセロリと、ローストしたくるみを、マヨネーズとレモン汁、ブラックペッパーであえます。くるみのかわりにきゅうりを入れて、粒マスタードで味付けしたものも作りました。
料理は好きです。当たり前の工程を踏めば、それなりのものが完成する。才能を持ち合わせていない人間にはぴったりの趣味です。