アジア旅行から戻ってきました。ハノイと北京の濃いスモッグの中、リアルとフェイク、モラルとインモラルの境界を行きつ戻りつしてきました。東京の太陽は、どんな小さな不正も許さないかのように、すべてを鮮明に照らしだします。その高潔さに、わたしは少し息苦しさを覚えてしまいます。そして、あの晴れることのない空を、懐かしく思うのです。