興奮

笙野頼子『母の発達』と舞城王太郎阿修羅ガール』が好きだという男の子に会った。本の趣味が合うことはめったにないだけに嬉しい。彼に「ネガティブすぎる。もっと自分に自信を持てばいいのに」と諭された。わたしには自分をおだてる人のことはなんとも思わないが、自分に駄目出しする人を好きになるというマゾヒスティックな性癖がある。今回も例外ではなく、彼のことがとても好きになってしまった。