柴田元幸トーク&朗読会@国際会議場

古川日出男がゲスト出演。テーマはポール・オースターの『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。
オースターが昔の講演会の映像の中で、僕の小説はオープン・エンドであるようにこころがけている。ある時気づいたんだけど、たとえばジェーン・オースティンの小説を読んでいても、出てくる部屋は自分の両親のリビングルームなんだ。だから僕の場合はleave outすればするほどいいんだ。読者が僕の作った空白を埋めてくれる。小説は読者自身が書くんだ、というような話をしていて興味深かった。